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  • Chieko Madenokoji

ホームオーナーご用達、レジデンツ ビーチハウス レストラン



一目惚れしたという人もいれば、パーフェクトなパラダイスと表現する人もいますが、いずれにせよ「ここは我々の場所」と、多くのフアラライクラブメンバーご自慢なのがレジデンツ ビーチハウス レストランです。


 ビーチハウスはリゾートで最初にできたダイニングエリアのひとつです。オープンは1996年2月。以来、カジュアルでリラックスできる、メンバーお気に入りの場所です。


 リゾートの南端にあるワイアカウヒ養魚池そばにあり、板張りのデッキと流木で作られた灯り、サーフィンをテーマにしたアートが飾られ、シックなビーチスタイルの建物です。周囲は自然に囲まれ、静かでのんびりとした雰囲気に満ちています。


オナガのソテー

一旦腰を落ち着けたら、あまりに居心地がよくて去りがたい。 新鮮な素材を使った美味しい料理やドリンクをお楽しみいただきながら、ご友人やご家族との代えがたい思い出を年月を超えて育む。そんな場所ですから、従業員も皆フレンドリーで、アロハに満ちています。


 ビーチハウスに16年従事する副料理長エリック ガレットもそんなアロハスピリットに溢れたスタッフの一人。カリフォルニアの海辺の町、モントレー出身のガレットは、モントレー湾で獲れる魚介類と、近郊のサリナスヴァレーの彩な青果を日々口にして育ったことで、料理への興味を育みました。


 世界を旅し、海外で多くの時間を過ごしてきたガレット。カリフォルニアと地中海風をミックスしたメニューの数々に、世界各地でヒントを得たフレーバーを大胆に、鮮やかに盛り込んでいます。


 リラックスしたライフスタイルと、クオリティの高い野菜、果物、魚介類などが豊富に手にはいるハワイ島は、才能とチャレンジ精神がありながらものんびりとした暮らしぶりを好む、ここのシェフにぴったりなのです。

「ベイルートに5年間家族と住み、レバノン料理のシャワルマが大好きになりました。ここビーチハウスでもスペシャルとして時々メニューに載せていく予定です。」


サンセット時間のダイニング

 シャワルマとは、ゆっくりとローストした串焼き肉のそぎ切りを、きゅうりやトマト、ひよこ豆のペーストやゴマペーストと一緒にラファという平たいパンで巻いた、サンドイッチのような料理。道端の屋台で気軽に食べられ、世界中で愛されているスナックです。


 十代の時にタイのバンコックにも住み、麺料理やココナッツを使った料理にも目覚めました。

「タイ料理には本当に驚かされました。その味や食感は今も昨日のことのように覚えています。ビーチハウスでお出ししている自家製ココナッツシャーベットの味は、タイに戻ったような気分にさせてくれます。」

 サンフランシスコでは、「ノースビーチのイタリアンレストランで料理を作っている時以外は、サンフランシスコ中のエスニック料理を食べ歩いていました」とガレット。「ベトナム料理、日本料理、ギリシャ料理、メキシコ料理...およそ考えられるものは何でも。」そしてハワイ島へ渡ったのが2002年。


 こうした味の探求は、彼自身の料理のレシピにも反映されています。2017年に厨房の大規模な拡張を行なった時に、ビーチハウスのメニューも刷新。新しく創作的なメニューれを加えることになったのです。もちろん従来の人気メニューはそのまま生かされました。


「スタッフ全員、このリノベーションに大変興奮しています。そして何より、ここで食事を召し上がるゲストの皆様が歓迎してくださっているのは嬉しいことです。」


とっておきの大きなグラスに入ったカクテル

 新しいランチメニューには、ハワイ島産カンパチのセビーチェ(トマト、アボカド、ハラペーニョ、パパイヤ、ライ ム入り)や、BLTサラダ(ワイメア産ロマーニレタス、トマトベーコン、クルトン入り、バターミルクとチャイブのドレッシング和え)などがあります。長年の人気メニューのガスパチョ(冷たいトマトスープ、トルティーヤチップスとライム味のサワークリーム添え)、ハワイアンツナメルト(とろけるチーズ入りフィッシュサンドイッチ)、グリークサラダ(ハワイ島産レタス、トマト、パプリカ、きゅうり、フェタチーズ入り)なども引き続き提供しています。


 またディナーメニューには、コナ産ハマグリのライムココナッツカレーソース、ハワイ島産アワビのロースト、コナ産ロブスターのグリル(ローストした地産の根菜添え)、オナガのソテー(ハワイアンチリビネグレッド味、トマトとアボカド添え)などがあります。


 新しくなったメニューはどれも、地産の食材を、しかもその中で最上級のクオリティのものを選んで使っています。


「素晴らしい食体験をご提供すること。それが私のモチベーションであり、原動力です。私たちはいつも、次の素晴らしいメニューを探り続けています。」

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